日本の農産品輸出の拡大のために
2016.02.18
随時ご報告しているとおり、今国会から衆議院の農林水産委員会に所属することとなりました。新潟県は本州有数の農業大県であり、これまで以上に農政に本格的に取り組むためです。
すると農林部会の幹部から「細田さん 今度小泉農林部会長の下に 若手中心で『攻めの農政』を検討するチームをいくつか立ち上げるんだけど 『輸出振興チーム』のコアメンバーになってくれませんか」というお話があり、一も二もなく引き受けさせていただきました。
今日は朝から東京日程。朝8時から党内の各種議連に参加し、午前10時からアセアン各国に店舗を構え農産品を販売している小売大手さんからヒアリング、その後13時から15時までの本会議を挟んで、15時から再度海運業者さんやJETROから農産品の輸出についてヒアリング、という 農産品輸出拡大について一日中勉強させていただく日程でした。
ちなみに、夕刻から与板町に入り 自民党の支部総会でご挨拶させていただきました。
これまでのヒアリングや党内の議論で、
<日本食品・和食は 高価ではあるが安全・高品質・健康的 というイメージが定着>
<アジア地域からの旅行者の急増などにより 日本食材への需要も急拡大しつつある>という心強い報告がなされる一方で、以下のように山のような課題が見えてきています。
<通関手続きの簡素化やスピードアップ、国際的な食品衛生基準への対応など 日本側の制度にかかる課題>
<保冷倉庫の不足など、日本側のインフラに関する課題>
<ハラール認証への対応や3.11後の非科学的な日本産品に対する輸入規制など 相手国の制度や政策判断に関する課題>
<『和食』統一ブランドがないなど、日本側のマーケティングやブランディングに関する課題>
ただ、一番大きな課題は 私見ですがおそらく
<日本の農産品は海外でも売れる という認識を生産者や流通業者が共有していない> ということではないかと思っています。
与党は 具体的な政策を提示実行し、とにかく結果を出さなければなりません。
上記の課題をクリアすることにより、日本の農産品輸出が拡大し、中長期的に新潟の農家の所得が向上する そういう政策を打ち出していきたいと思います。