拉致問題の解決のために
2014.11.18
永田町近辺では政治的な大風が吹き荒れていますが、必要な法律はきちんと成立させなければなりません。先週金曜日14日 小生が所属する衆議院の「北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」において、拉致被害者支援法の一部を改正する法律が全会一致で可決され、参議院に送付されました。
小生は与党の検討チームの一員として法案作成作業に関わってきましたので、いささか感慨深いものがありました。この法律案は、拉致被害者やご家族のご要望に基づいて、高齢の拉致被害者に老後の給付金を支給することなどの新たな支援策の創設を盛り込んでいます。
小生は政府の一員でもなく、交渉には参加できませんが、拉致問題の解決のためには被害者やそのご家族が安心して帰国できるような環境整備も重要だと考えます。今後ともこのような環境整備に取り組んでいきたいと考えています。
さて、翌15日午後 新潟市で開催された「忘れるな拉致 11.15 県民集会」に参加しました。拉致問題に対する世論喚起のために、新潟日報社が主催した大会です。このような会を主催された 小田社長をはじめ新潟日報社の方々には深く敬意を表します。
山谷拉致問題担当大臣がわざわざ来県され、挨拶されました。
ビデオレターを送付された 横田めぐみさんのご両親。
「お母さんに会える日が来ることを願っている」とお話しされた曽我ひとみさん。
「両親も年をとってしまった 時間がない」と 力強くお話しされた 横田めぐみさんの弟さん。
拉致問題の解決のためには、明確に期限を区切って交渉し、「期限までに被害者を帰国させなければ、制裁措置を行う」ということを先方に伝え、それを実行していくことが必要だと思います。
これは、安倍総理や岸田外務大臣など 政治的な決断ができなければ実行できません。
このような政治的な意思決定が行われるように、微力ながら同志の議員とともに政府に対する働きかけを行っていきたいと思います。